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唐澤 和也

マイク一本、一千万―ノンフィクション「M‐1グランプリ2003」

マイク一本、一千万―ノンフィクション「M‐1グランプリ2003」

人気ランキング : 172551位
定価 : ¥ 1,470
販売元 : ぴあ
発売日 : 2004-03

価格 商品名
¥ 1,470 マイク一本、一千万―ノンフィクション「M‐1グランプリ2003」
読み応えがありました。

私はM-1を毎年観ている者なのですが、この本を買って初めて、深いところまで「M-1」そして「漫才」が知れた気がしました。
あまり漫才の事は分からない!と思っている方、この本を読むといろんな芸人さんのインタビュー、著者の考えていることなどが書かれています。読んでいるとだんだん「漫才」が好きになっていくと思います。
是非この本は、M-1グランプリ2003を観る前と、観終わった後にそれぞれ2回読んで欲しいです。決勝に残った8組それぞれの想いなどが強くかかれています。悲しい気持ちにもなりましたが、漫才に対する情熱が伝わってきますよ。
そして敗者復活戦。2003年のM-1を盛り上げたこの戦いもまた、詳しく書かれています。この著者は敗者復活戦で全てのコンビを見終わった後、1位のコンビがすぐに分かったと話しています。このようにこの本の良かった点の1つに、生で見ないと分からない事がたくさん書かれていることです。
絶対おすすめですよ!何回読んでも飽きません!!

こんな本が読みたかったんです!

とにかく漫才が大好きなので,ちょくちょく漫才に関する本を購入しているのですが,あまり読みごたえのある本に出会うことができず,がっかりしていました。しかし,この本は本当に大満足な内容でした。漫才は素人だという著者が「発想は技術を凌駕するのか」などの疑問を抱き,島田紳助やいろいろな漫才師のインタビューを通して答えのようなものを見つけていく姿もなかなかおもしろかったです。そしてなかなか聞くことができない漫才師の本音が出ている部分や,M−1の裏側ものぞくことができ,漫才ファンなら絶対に読むべきだと思いました。

翌日のスポーツ紙のように

 Mー1グランプリ2003も、昨年、一昨年同様、頭からファイナルまで見ていた。関西在住だと、決勝に至る経過を、様々なミニ番組で目にすることができる。この本で描かれたことは、結果も分かっているし、慣れ親しんだ世界のことでもある。それなのに、とても面白く読んだ。何かに似ていると思ったら、昨年の阪神の快進撃を翌日のスポーツ紙で読むのと相似形なのだった。
 ところで、この本の中で私が一番心動いたのは、「ますだ・おかだ」の「ますだ」に関するところだった。彼らは前年のグランプリ受賞者で、2003には登場していない。しかし2002年、彼らが頂点に至るまでのムキになり方が胸を打つ。とくに第一回、決勝で「中川家」に敗れた「ますだ」は祝賀パーティーの出席を断って会場を去る。お笑い芸人とは思えない、しゃれの分からない態度だと言われるかもしれない。そして「もういいじゃないか・・・」と二回目の出場に消極的な「おかだ」を説得してチャレンジする。
 実は私にとって「おかだ」という人物は、漫才やバラエティで見ていて、ちょっと理解しづらいキャラクターである。中途半端に古くさいというか、鈍い感じがしてしまうのである。ところが「ますだ」はそんな「おかだ」を、自分の鋭さでは作り出せない力の持ち主として語っている。それを読んで、私はコンビのパワーを学んだ。ボケとつっこみというものの組み合わせの奥深さに感心した。
 今年度優勝のフットボールアワーが、ただ者ではないと思わせてくれたのは、この視線からのものだった。誰かのファンではなく、新しいお笑いの出現をいつも楽しませてもらっている自分が、一気に読んで、頷くことしきりだった一冊である。

「漫才」にかける人々の熱意

「M-1 2003」のルポですが、最近多いファンブック的なものではなく(何しろ写真が1枚もない!)、まっとうなルポ。
内容は、ファイナリスト8組を中心に出場者たちへのインタビューが半分、
審査員や主催者側へのインタビューと決勝までの密着レポートが半分といった感じです。
テレビではわからない準決勝までの様子も短めながら紹介してあり、
決勝に残らなかったコンビの紹介や、優勝経験者「中川家」「ますだおかだ」のロングインタビューもあって、読みごたえあります。
それぞれの出場者へのインタビューはもちろん面白いんですが、むしろ見どころは島田神助さんを初めとする審査員へのインタビュー。
島田洋七さんが当事者として漫才ブームの功罪を語り、神助さんがM−1発足までのいきさつを語り、そして中田カウス師匠が漫才論を語る。
特に、筆者が投げかける「発想は技術を凌駕するのか」「”うまい”漫才とは褒め言葉か」との疑問に対する、神助さん・カウス師匠の漫才論には大げさじゃなく鳥肌立ちました。
全体的に芸人さんたちへの愛が感じられて、変に批判的でも提灯記事的でもなくいいルポだと思います。

笑いを言葉にすること

2003年年末に開催された「M-1グランプリ」のノンフィクション本です。
私が最も興味深かったのは、著者が漫才について
「詳しくない・わからない」と明言していたこと。
この手の本は、書き手の情熱が強い場合が多く
読み手の腰が引けてしまうことも多々あるのですが
抑え目な文体で、大会の様子を表から裏から刻銘に記しています。
出場者のインタビューでは、かなり本音を引きだせているし
テレビではわからなかった予選・敗者復活戦の様子も
すごくよく伝わりました。
今まで開催された「M-1」での結果も照らし合わせながら
出演者たちの心理を描いているため、
大会の結果を知りつつも、読みながらドキドキしてしまいました。
出場者のファンには少し物足りないかもしれませんが、
(写真とかもないし、個別のファンの人は既に知っているであろう
 エピソードも多かったので)
漫才好き、「M-1」好きには必携の一冊だと思います。

このページの情報は
2007年4月2日16時28分
時点のものです。

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